定義
クローズドエンド型投資信託
クローズドエンド型投資信託とは、発行者が投資信託の受益権を買い戻す義務を負わない投資信託である。
投資家は自由に解約することができず、換金を希望する場合は、証券取引所などの市場を通じて投資信託証券を売却することになる。
国内では、上場投資信託やJ-REIT(上場不動産投資信託)などが代表的なクローズドエンド型であり、市場価格は需給関係によって変動する。
会社型の投資信託に多く見られるタイプで、換金価格は市場価格に依存するのが特徴である。
オープンエンド型投資信託
オープンエンド型投資信託とは、発行者(運用会社・受託者)が証券の買い戻しを保証している投資信託である。
投資家はいつでも自由に換金(解約)することができ、換金価格は通常、純資産価額(基準価額)に基づいて決定される。
契約型の投資信託のほとんどはこのオープンエンド型であり、私募リートの大部分も同様にオープンエンド型の構造を採用している。
信託契約の仕組みにおいて、受益者(投資家)は受託者に対していつでも受益権の買い戻しを請求することができ、その価格は基準価額によって算定される。
定義の説明
オープンエンド型投資信託は、発行者が受益権の買い戻し(解約)に応じる「解約型」の仕組みを持ち、投資家は一定の条件のもとで換金請求を行うことができる。
制度上は流動性が高いが、投資対象が不動産などの非流動資産である場合には、実際の換金までに時間を要することもある。
一方、クローズドエンド型投資信託は、発行済みの投資信託証券の総口数が固定されており、発行者は買い戻し義務を負わない。
投資家は原則として解約できず、換金する場合は証券取引所などの市場を通じて売却することになる。
このため、市場での需給により、市場価格が基準価額と乖離し、プレミアム(割高)やディスカウント(割安)が生じることがある。
不動産投資の分野では、上場不動産投資信託(J-REIT)がクローズドエンド型に、私募リートがオープンエンド型に分類されるのが一般的である。
オープンエンド型は資金の流出入に応じて運用資産の規模が変動し、クローズドエンド型は市場取引を通じて価格変動リスクを負う構造となっている。
関連用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 基準価額 | 投資信託1口当たりの純資産価値。オープンエンド型の換金価格の基準となる。 |
| リート(REIT) | 不動産を投資対象とする投資法人。上場リートはクローズドエンド型、私募リートはオープンエンド型が多い。 |
| 解約請求 | オープンエンド型投資信託において、投資家が受益権の買い戻しを求める手続き。 |
| 市場価格 | クローズドエンド型投信の証券市場での時価(マーケット価格)。需給関係によって基準価額と乖離することがある。 |
